手のひら返し

ネガティブな感情をポジティブなものに変えたいと、ここ最近考えていた。

ネガティブなことを否定して、なんとかして、ポジティブな方向に持っていけないかななんて。ポジティブなものに変えることができたら、未来の自分の気持ちが少し楽になる気がしていた。

だけど、本当にそれでいいのだろうか。そのネガティブな感情をポジティブな感情であると捉え直すことはそれを考えたときの自分を否定することにならないだろうか。自分自身を否定しているという点で、全体としてネガティブなものになっているかも?

ネガティブな側面を否定するのではなくて、ネガティブな側面もあるけどポジティブな側面もあるねって捉えるのが一番優しい気がする。未来の自分のことばかり考えて過去の自分をないがしろにしていたら、過去の自分がかわいそうだ。過去の自分のことも考えてあげないと。

「これにはこういうネガティブな側面もあるし、こういうポジティブな側面もあるね」みたいな感じで多角的に感情を捉えられたらいいんだけどな。