SSS

SSSの2日目を終えた。2日目は僕の担当部分だったので、その自分の担当部分が終わったことにひとまずホッとしている。もともとやる予定のなかった班活のリーダーという仕事だったし一から自分で作ったネタでもなかったけれど、それでもこんなに達成感を味わえるなら、自分でネタを考えた場合どれだけ楽しいのだろうと思う。

さて、今回のブログに書きたいことは大きく分けて2つ。前半は子供たちから学ぶべきことに、後半では自分の伝えたいことを人に伝えることについて話をしたい。疲れ果てた一人の男が深夜2時によくわからないテンションで文章を書き連ねるため、この文章が駄文となるであろうことは今の僕でもわかる。それでも僕はこのブログを書こうと思う。この気持ちをいつまでも忘れないように、そして万が一忘れてしまってもこのブログを読み返すことで記憶を辿れるように。

まず、子供たちから学ぶべき点について。子供たちから学ぶべき点はたくさんあるが、その中でも一番僕が感心して自分も実践したいと思うのはその積極性だ。

彼らは思ったこと・考えたことをすぐに行動に移し、そしてその行動によって得られた結果から自分たちのよかった点、悪かった点を分析していた。僕だったらあんなにすぐに行動には移せない。なぜならその時点で悪いことを想像してしまうからだ。下手に知識があると行動を起こすのが難しくなることがある。

悪いことを想像すること自体が悪いことなのではない。でも、悪いことを想像することで自分の思考が停止してしまうのであれば、それは確実に悪いことであるといえると思う。とりあえず考えたら行動してみよう。そうしたら何かいい結果が得られるかもしれない。一つのアイデアにたくさんの時間をかけるのではなくて、たくさんのアイデアを実践してみよう。彼らは僕にそういった考えをくれた。

次に自分の伝えたいことを人に伝えることについて。

今回のイベントでは彼らが彼ら自身で作った工作を発表する時間が設けられていた。(といってもその時間を設けたのは僕自身なのであるが。)どの班の発表にも工夫が見られ、この大学生のおじさんは感動した。発表の後に一番いいと思う班に投票してもらい、特別賞をみんなで決めた。これも自分で作っておいてあれだが、正直特別賞なんてものはいらないと思う。彼らがどうすればうまく伝わるのかを考え、それを実践したことに意味がある。

1班目は実験を行なった後の考察がとても詳しくなされていた。ある一つの実験に対してはなんと8つの考察を行なっていた。うまくいかない原因を考察するのはやっぱり大事だし、それを日常の生活(勉強以外でも構わない)に生かしていってほしい。彼らにはその力がある。

2班目は説明のために用意された資料がとてつもなく見やすかった。写真ではわかりにくい構造を絵に書いたり、図を入れてわかりやすくしたりするなど、聴者に伝える工夫がバンバンに伝わってきた。説明もわかりやすく素晴らしい発表だったと思う。

3班目のよかったところ。それは文章を読み上げるだけではなくて、きちんと相手の方を見て伝えようとしていたところだ。相手の方を見て話す。これは会話における基本中の基本だ。この基本は発表になったからといって変わることではない。目の前にいる人に伝わってほしい、そんな意思が伝わってくるとてもいい発表だった。

4班目の発表の良かったところ。それは伝えたい内容が簡潔にまとめられていたところだ。どうしても発表となると、言いたいことが冗長になってしまいがちだ。(特に小さい頃は。)しかし彼らは違った。自分たちの作った工作の内容、実験から得られた知見、それをどのように次の工作に生かしたのかがはっきり分かるように発表を行なっていた。そんなこと、みんなよりも年を食った僕にもできないや。

5班目はまず発表をするときの挨拶に好印象を持った。班のみんなで挨拶をする。当たり前のようでこれはとても難しいことだ。また、発表時の言葉にメリハリがあった。ああいった発表の場で笑いを取るのはすごすぎる。また、写真が後ろに見えないことを考えて、写真をできる限り高く上げるということも行なっていた。そういう思いやり、僕は大好きだ。

6班目は実験の結果から得られた反省点をしっかり考察し、次の工作に生かしたことをはっきりと述べていた。また、工作の説明について感心する部分があった。今回の発表では1つの工作につき1つの写真しか与えられないというものだった。そのため、写真は1方向から見たものになる。そうすると他の方向からは見えるけど写真のアングルでは見えないという部分が出てくる。その写真では見えない部分を言葉でしっかりと説明していた。しっかりと聞く側の立場に立って考えることができているね。すごいよ。

どの発表も素晴らしかったし、僕も見習っていきたい。

SSSのことはまだまだ書けるが、文章が長くなりすぎてしまいそうなので、一旦このブログは終わりにする。